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ある日、言葉が通じなくなる [Thoughts]

震災の後、ついこの間まで「言葉が通じている」感覚があった人の言動が突然理解できなくなるということが、何回か立て続けに起こった。世の中の事象に対して発する言葉や行動が突然180度変わってしまったみたいな。

切ないことには、おそらく相手からはこちらの言葉が突然理解できなくなったように映ってるんだけど。

そういうことは普段から起こるものだけど、こんな非常事態には、人の価値観とか傾向がむき出しになるから、なおさら起きやすくなる。正しいとか正しくないとかじゃなく、それは当然のことだし、仕方のないことだ。

仕方のないことではあるけど、知らないうちに物ごとが思っていたのとは変わっているという事実に不意打ちを食らうということが、ショックだったり寂しさだったりを伴うことは間違いない。

それ以上に身にこたえるのは、言葉が通じる通じないという感覚は、単に相対的な位置関係の変化にすぎないという、理論的にはずっとわかっていたことを、実際に思い知らされる瞬間だからでもある。

だとしても、生きていくには言葉が通じている感覚が必要だ。そして何より忘れちゃいけないのは、人生の中のある時期のある期間、ある人と言葉が通じた「感覚があった」ことは、幻想ではなくて絶対に本物なんだということだ。
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