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気持ちよくしてくれる道具(2) [Thoughts]

今ひとつEvernoteがしっくりこないと書いたのは、どうも使っていて気持ちが良くない気がするからで、そのせいでEvernoteはぜひとも使いたいのに中途半端になってしまう。

その最大の要因は、どうしてもEvernoteに自分を合わせてるような気持ちになってしまうこと。

iPhoneの場合、その対極の「気持ち良さ」を持っているのは、実は標準アプリの「メモ」だと思う。アプリを使うことを意識せず、ただメモを取るという行為に集中できる。

そんなふうにアプリの介在を忘れさせる、あるいは意識させないことを「透明感」というのですね。

機能とか仕様でいえば、その最大の違いは実際に文字を書き始めるまでの「手数」 違いだ。

「メモ」で新しくメモを書くには、右上の「+」ボタンをタップすればいい。書きながら新たに別のメモを書きたくなったら、書いてる途中でも右上の「+」をタップすればすぐに新しいメモが開く。

特にタイトルをつけなくても、メモの1行目がそのままタイトルになる。

既存のメモに加筆するときには、単にそのメモを開いて加筆したい場所をタップすれば書き始められる。

これがEvernote(のiPhoneアプリ)だと、新規メモを作るためには一度トップ画面に戻って「+」ボタンをタップする必要がある。

たまたまトップ画面にいればいいけど、たまたま他のメモを開いていて新しいメモを書きたくなった場合、いちいちトップ画面に戻らなければならない。このひと手間がバカにならない。

また、中身だけ書いてタイトルをつけないと、そのメモのタイトルは「無題ノート」になってしまう。わざわざタイトルをつけなければならないという、このひと手間がバカにならない。

既存のメモに加筆するには、加筆したいメモを探し、そのメモ開き、「編集」ボタンをタップし、ようやく編集できる状態になる。この「編集」ボタンをタップというひと手間がバカにならない。

そして、「手数」の以上に重要なのは「感触」としか表現のしようがない部分。画面の動きや、操作に対する反応に感じる、どうにも言葉にしにくい、でも確かに存在する違い。

もちろんEvernoteと「メモ」では機能の次元が違うから本来比較の対象にはならないし、「メモ」があれば事足りるということではない(いろいろ文句を言いながらEvernoteは使ってるし)。

また、開発者じゃないから専門的なことはわからないけど、「透明感」や微妙な「感触」の気持ち良さを出すことは、「多機能」「高機能」を実現するよりずっと難しいということは想像できる。そして、その割にはアピールポイントになりにくいことも。

でも、どんな機能よりも「使っていて気持ちいい」ことが、使い続けるための決め手だったという経験は何度もある。

Evernoteに限らず、高機能なアプリやサービスが「使いこなせない」という人はたくさんいると思うけど、それはもしかしたら「気持ちよくない」せいかもしれない、という視点は重要だと思う。

開発サイドにとってもユーザーサイドにとっても。
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