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フリーターとノマドと集合的傲慢さ [Thoughts]

8年前、今の職場で働くようになったとき、自己紹介をすれば当然それまでの職歴を聞かれるんだけど(考えてみればそれもどうかと思うけど)、そのとき印象深かったのは「何年かフリーで自宅で仕事してました」と言ったときの反応。

「あー・・・」
みたいなちょっと反応に困るような。
続けて「立ち入ったことを聞いてすいません」的な反応だったり、「拾ってもらってよかったね」 的な反応だったり。

そうか、会社にずっと勤めてる人に「フリー」というと、そういう否定的なニュアンスで受けとられるのね、というのは発見だった。自分にはまったくそういう意識がなかったから(そしてある人からは「フリーターだったんだって?」と言われた——笑)。



ところが不思議なことに、最近では同じ話をすると目を輝かせて「え、ノマド??」みたいな反応をされることが多くなった。

そこには以前とは逆に、必要以上に妙にポジティブな響きがある。「そういう実力だけで勝負できるのっていいよなー」とか。「私もいつかそうなりたいんですよね」とか。

そうか、みんな「実力」に自信があるんだな。

でも「会社の中での実力」と「会社の外での実力」はかなり質の違うものだ。そして会社員でないということは、あるいは極小企業に属するということは「実力があっても金が入ってくるとは限らない」ということだ。

ノマドにしても起業にしても、実力がある(と思ってる)人ほど、そのあたりを甘く考えてるように思えるのは、なんだか危険。

背景にはメディアで(いいところだけ)語られるイメージというのももちろんあるけど、たぶんそれだけじゃない。

まだうまく表現できないんだけど、その変化の背後に今までになかったような「集合的な傲慢さ」みたいなものが感じられることが、なんだかすごく嫌なんだ。

少なくとも8年前にはあまり感じなかった感覚なんだけど、自分だけなのかな?
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