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Fargoはアウトライナーの持つ可能性とビジョンのショーケース [アウトライナー]

何週間か前に、ちょうどFargoの話をしようと思ってたところでWorkFlowyにはまってそのままになってしまったので、今日はFargoの話を。

WorkFlowyの秀逸なUIデザインを見た後でFargoをみると、思わずうーむと唸ってしまうのだけど、アウトラインそのものの見た目は嫌いじゃない。古くさいことは否めないけど、これはまあ好みですね。

Fargoのアウトライナーとしての基本機能はとてもシンプル。まさに典型的なプロセス型アウトライナー(ただしOmniOutlinerでいう「巻き上げ」、WorkFlowyでいう「ズーム」機能はない)。

普段アウトライナーを使い慣れた人なら(特にマックのアウトライナーを使い慣れた人なら)、説明を見ないでもひととおり使えると思う。

動作は安定していて、通常のアウトライナーとして使う分には日本語も問題なく通る。いくつか細かい問題点はあるけど(アウトラインをテキストエディタにコピペすると、行によってタグが入ってしまうなど)、実用性は充分にある。

動作は速く、ほとんどストレスはない。キーボードショートカットも充実しているので、デスクトップアプリと同じ感覚で使える。

アウトラインを操作するときのカチッとした固めの感触は、OPALに似ているかもしれない。かつてワイナーが作ったMOREが、すごく柔らかい感触だったのとは対照的。

WorkFlowyと比較したときの最大の違いは、トピック単位の選択とコピペができること(これは、以前WorkFlowyの欠点として指摘した点だ)。

複数トピックの選択ももちろんできるし、上位トピックを選択してコピーすれば下位のトピックも一緒にコピーされる。アウトライン操作の自由度はWorkFlowyより高い。

このあたりの感覚も、いちばん似ているのはOPALだと思う。

あと、無視できないメリットが、デフォルトでDropboxアカウントにアウトラインが保存されていること。エクスポートということを考える必要がない。ウェブアプリにありがちな「抜けられなくなる」不安もない。ある日突然サービスが終了してサーバーごと消滅してしまう不安とかも。

逆にFargoの残念なところは、iOS版Safariではテキストの入力やリターンキーによる新しいトピック(行)の作成はできるけど、アウトラインの操作はできないこと。つまりiPhoneやiPadでは使えない。Androidではわからないけど、たぶんダメなんじゃないかな。この点については、iOS専用アプリを用意しているWorkFlowyの勝ち。



とはいえ、Fargoについては、アウトライナーとしての「使いやすさ」とか「便利さ」とかだけで評価するべきではないと思う。

たとえば以前紹介したことがあるWordPressへの公開機能は、ブログ(というかウェブライティング)のためのオーサリングツールのあり方についてのワイナーのビジョンを示している。

また、メンバー間でツイートのようにアウトライントピックを交換するCommunity Feedの機能に見られるように、ワークグループのコミュニケーションツールとしても大きな可能性を秘めている。

Fargoは単なるアウトライナーではない。ワイナーたちがこれまで育んできた、アウトライナーの持つ可能性とビジョンのショーケースなのだ。
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