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時間の有限、階層の次元 [Thoughts]

時間は短期的にも長期的にも有限だ。

短期的に有限というのは「一日の時間には限りがある」という意味で。長期的に有限というのは文字通り「人は必ず死ぬ」という意味で。

タスク管理はともすると短期的な有限のことばかり意識してしまいがちだ。いかに達成するかとか、いかに優先順位をつけるかとか。

でもアウトライン・プロセッシングが教えてくれることは、ある階層での記述の本当の意味は、より上位の階層から見ることではじめて理解できるということだ。

階層は上位から下位まで無限につながっている。そして下位の階層で起きることはなんらかの形で上位の階層に影響を与える。どこかの階層だけを切り離して考えることはできない。



手をつけにくい複雑なタスク、面倒なタスクは手をつけやすい小さなタスクに分解するといい。これは(真理だと思うけど)アウトライン的に考えると「ひとつ下位の階層に降りていく」ということだ。

これで達成はしやすくなるけれど、たぶんそれだけでは足りない。このタスクを実行することの意味は、むしろ上位の階層に上がってみなければわからないからだ。

今日はいろいろと中断が入る中で複雑で面倒なタスクを達成した。そのことを一段上位の階層、たとえば「今月」のレベルから見たら、それは「今抱えているプロジェクトが一段階進捗した」という意味を持つかもしれない。そのさらに上位、たとえば「今年」のレベルから見たらそれは「昇進に一歩近づく」という意味を持つかもしれない。そんなふうに、どこまでも階層を上がって位置づけていくことができる。

階層は理論的には無限だけど、時間は短期的に有限なだけでなく長期的にも有限だから、実際的には最上位の階層が存在する。それを「人生」という。

今日やったことの意味を最終的に規定するのは「人生」だ。今日やったことは、確実に人生全体とつながっている。

アウトライナーを操作して、末端の小さな変化がアウトライン全体に影響を与える様子を目の当たりにすると、このことをいやでも実感する。



そしてもう一度、今日いろいろと中断が入る中で達成した複雑で面倒なタスクのことを考える。さっきまで感じていたそこそこの達成感についても。

それでもやはり今日は人生の中でも価値ある複雑で面倒なタスクを達成した日かもしれない。でももしかしたら今日はひさしぶりにつくったお昼ごはんを「おいしい」と言ってもらえた日、あるいは冬の東京の夜、きりっとした冷たい空気の中を一人でどこまでも歩きたいと思った日かもしれない。



というようなことを書きながら、人生の中の今日という日が終わるよ。

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