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「アウトライン・プロセッシング入門」をシェイクする [アウトライナー]

「アウトライン・プロセッシング入門」はアウトライン・プロセッシングについての本ですが、自分の中ではその作成作業自体が、アウトライン・プロセッシングの実験でもありました。

ということで、去年の12月上旬に作成を開始してからのアウトラインの変遷は、すべて保存してあります。

本書の作成過程を、「おわりに」からそのまま引用します。
ベースとなったのは、2008年から2014年までの間にRenji Talk及びブログWordPieceで公開したアウトライナー関連のエントリーです。個別のエントリーを書く作業には当初OPALを、2011年頃からはOmniOutlinerを主に使用しました。最近ではWorkFlowyも併用しています。

本書としてまとめる際には、まず関連エントリーのすべてに目を通した上で、OmniOutlinerで仮アウトラインを作りました。だいたいの構成ができたところでMicrosoft Word 2011に仮アウトラインをコピーし、見出し書式を定義しました。そして「未整理」と題した見出しの下に関連エントリーの内容をすべて貼りつけ、仮アウトラインに従って内容を整理していきました。

後は本文を読みながら修正→本文に合わせてアウトライン全体を修正→新たに必要になった本文を打ち込み→加わった本文に合わせてアウトラインを修正……を延々と繰り返しました(「シェイク」です)。

結果的には、作業の前半でOPALやOmniOutliner(本書の用語でいうとプロセス型アウトライナー)を、後半でWord(同じくプロダクト型アウトライナー)を使ったことになります。本編で書いた通りの分担です。

最後に電子書籍としての形を整えるためにScrivenerを使いました。

このうちの、Wordに貼りつけた後のアウトラインの変遷の一部を紹介します。画面の都合で第二階層までしか表示していませんが、実際のアウトラインは第四階層まであります。

通常は人に見せるものではありませんが、なにしろ本書はアウトライン・プロセッシングの話なので見せます(それに他人のアウトライン・プロセッシングの過程って、ぼく自身は見たくてたまらない)。

2014年12月5日版
OmniOutlinerでつくった仮アウトラインをWordに移し、Renji TalkとWord Pieceの関連記事を「未使用」の下にコピーして整理を開始。この段階で文字数は約89,000字(クリックすると拡大します)
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2014年12月9日版
ほぼすべての内容がアウトラインの中に組み込まれる。
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2014年12月29日版
いったんアウトラインに組み込まれたパーツが多数「未使用」に落下。この段階で「未使用」を覗く文字数は60,000字程度。文字数はこれ以後最後まで60,000字前後で推移します。
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2015年1月30日版
アウトラインが整理され、現在の4パート構成になる(まだ「章」になってるけど)。本書にも書いたとおりアウトラインは必ずしも完成版の「見出し」とは限りませんが、完成に近づくにつれて見出しそのものになっていきます。
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2015年2月29日版
「Part 1」〜「Part 3」の各パートの内容がかなり整理され、現在の内容に近くなってきた。「未使用」に入っていた内容は激減(シェイクが進むにつれて、組み込めるものは組み込まれ、使えないものは使えないことが確定して廃棄)。「Part 4」についてはまだかなり悩んでいる。特に最終的に「Part 1」に入った「アウトライン・プロセッシングに適したアウトライナーを選ぶ」が「Part 4」に入っています。
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2015年3月30日版
最終版のアウトラインにかなり近くなった。ただし「Part 1」に「買い物リストを「シェイク」する」という幻のコンテンツが。
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Wordのアウトラインは3月30日版で最後となり、以降はScrivenerに移行します。Scrivenerを使ったのは、電子書籍化するためのEPUBファイル作成の準備と校正作業のため。つまりこの段階で内容はほぼ完成したと判断していたわけですが、それは非常に甘ちゃんな認識であったことが後から判明しました。

たとえばWord最終版で「Part 1」にあった「買い物リストを「シェイク」する」は消滅し、「アウトライナーを会議やミーティングで使う」と「アウトライナーでプレゼンテーションする」は合体しています。

またあちこち細かく加筆したり用語を変えたり、結局相当な量の修正をScrivener上で行うことになり、そのたびに校正作業が振り出しに戻るという悪夢のループに陥るわけですが。

これはアウトライン・プロセッシングの問題ではなく、自分の経験不足の問題でしょう。でもそのおかげでScrivenerにもずいぶん慣れたからいいや(マスターしたとはとても言えないけど)。

アップロードできるデータができるまでにはさらに紆余曲折あって(脚注の処理とか)、結局Scrivenerは諦めて「でんでんコンバーター」のお世話になることになるんですが、それはまた別の機会に。

最終版の目次はこちらのページにあります。

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