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鮮烈な平凡と総合的な満足 [Diary]

先週の土曜日は休むことにしたので(自主)、Tomo.さんの発案で電車で30分ほどの距離にある、降りたことのない駅前の、行ったことのない商店街に出かけた。

特に用事はない。

シャッターが閉ざされたかつての個人商店と、その跡地に入ったチェーン店が目にはつくけど、いちおうはまだ生きているアーケード商店街。

その中ほどにある、昭和50年代にはありふれていたはずの、でも今となっては貴重なたたずまいの喫茶店に入り、ナポリタンを食べてアイスコーヒーを飲んだ。

薄暗い店内。くすんだ(もしくは煙草のヤニの染みついた)の壁。4人がけの木製テーブルと同じく木製の(妙に豪華なたたずまいの)椅子。20年くらいそこに置かれていそうな観葉植物。

Macよりも原稿用紙が似合いそうでいて、カジュアル。商店街を見下ろせる窓際の席に、若き日の新井素子さんが座っていそうなと言えば伝わるような伝わらないような。

壁には柱時計とキーコーヒーの不思議なポスター。こういうポスターがわざわざ店に配られる(?)のも不思議だけど、店がそれを律儀に貼るのも不思議。そして不思議であるという印象だけが残り、どんなポスターかは覚えていない。

再発見したのは、BGMがないことがこんなにも落ち着くということ。他はひとり客がばかりだから、話し声も聞こえない。

かといって静まりかえっているわけではなく、店の奥からはずっとテレビの音が聞こえている(もちろんそれは高校野球中継だ)。

ドトールの味に慣れきってしまった舌に意外なほど鮮烈な印象を残す、(おそらく)キーコーヒーの標準ブレンド。

そして、仮に味を5段階評価するなら「3」だろうけど、頭に思い描き期待したものが期待したとおりに出てきたことと、付属のサラダの惜しみない量が高く評価されるナポリタン。

一時間半ほど(それぞれ勝手に本を読みながら)過ごした後、商店街を端から端までぶらぶらと歩いた。

最初の喫茶店の筋向かいにあった個人経営の普通のパン屋さんで、期待した通りの普通の食パンを買った。

帰りがけにのぞいた駅前の中くらいの規模の書店に、『アウトライナー実践入門』が2冊置かれていた。

総合的に満足して帰った。

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