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弱点 [Diary]

職場が都心の繁華街のど真ん中にあるんで、特に早朝に出社すると昨夜の宴の気配がまだ残っている。

生ゴミも散乱している。不心得者が捨てていったものもあるし、飲食店から合法的・非合法的に出されたものもあるし、それらをカラスが食い散らかしたものもあって、夏なんかはけっこう大変な状況になる(以前に比べればずいぶん良くなったけど)。

そしてもちろん、そんな場所にはカラスだけでなく猫たちがいる。

猫たちは、食べるものを求めてあっちのゴミからこっちのゴミへと移動する。この場所でしか見かけない猫もいるし、近所の公園で顔見知りの猫もいる。

普段なら猫を見かけたらうれしいし、ネコポイントをためたり、ちょっと呼んでみたりするんだけど、特に早朝にこの場所を歩くときは一刻も早く職場についてシゴトを始めなければならない状況だから、それはしない。横目で見ながら足早に通り過ぎるだけ。

そして、たった今猫を見かけた道を、車が猛スピードで走り抜けていく。

とたんに全身が硬直して歩けなくなる。今そこで見かけたばかりの猫がクルマにやられるところを想像して。できることは神様に祈ることだけ。

クルマが見えなくなったあと、おそるおそる振り返る。道路に猫の姿はない。ほっと息をついて急いでその場を立ち去る。

それでもしばらくの間心臓の鼓動がおさまらない。

誰も知らない弱点。
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