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マンダラートには「中心」がある [マンダラート]

そんなわけで、家庭事情(妻=Tの体調不良)により、仕事が大炎上してる最中にもかかわらず、会社を休ませてもらっている。今週でちょうど2週間。

休んで何してるかといえば、毎日3食ごはんをつくり、漢方の先生に指示された薬膳(的なもの)をつくり、食器を洗い、洗濯をすること。そして、家にちゃんといて、会話をすること。

それだけ。とても簡単。

とても簡単なことなんだけど、みんな知ってるとおり、簡単なことほど難しい。



こういうのは初めてではない。もう15年近く前、Tの体調がいちばん悪かった時期、当時勤めていた会社を辞めて、ほぼ2年の間、通院と家事に専念したことがある。そのときも、もともとの持病に加えて、崩れた生活パターンと食生活が体調悪化の大きな原因だった。

他の病院でどうにもならないような状態のとき、今通っている東洋医学の病院に出会い(後でわかったけど、実はかなり有名な先生だった)、鍼と漢方の治療に加えて、生活パターンと食事の大切さを厳しく説かれた。

その時期を乗り越えてきた経験から、生活パターンや食事、そして精神的な安定がいかにカラダと密接につながっているかは、誰よりも理解してるつもり。だけど、理解したからその通りにできるほど現実は甘くないわけで。

仕事復帰して気がついてみたら、いつの間にか早朝から深夜まで仕事をし、昼間はろくなものを食べず、夕食は夜中に帰ってから、1日の会話は食事の間の15分みたいな生活に陥り、そこにTを巻き込んでいる。このままじゃいけないと思いながら、あれだけ苦労して取り戻したものを使い切ってきたのが、この数年間だったかもしれない。

本当に、簡単なことほど難しいんだ。

だから、(ちょっと遅かったとは言え)今回仕事を休むという決断ができたことは、とても大きかった。

生活サイクルと食事の内容を保つことを最優先に2週間やってきた結果、おそらく来週には8割方復帰できる見込みのところまで回復してきた。



で、本題はここから。

改めて痛感するのは、本当に重要な問題に直面したとき、どれほど効率的に、合理的にタスクをこなす方法があっても意味をなさないということ。GTDもその他のいわゆるライフハック的な手法やツールも、ことごとく。

よく「仕事と家庭の両立」という言い方があるけど、やるべきことはあまりにもたくさんあり、その全てが重要だ。順番にこなしていても終わらないし、自分にとっての必要性と外的な要求が矛盾しているから、優先順位はそもそもつけられない。

そんなあれこれがただリストになっていたら、途方に暮れるかパニックになるしかない。

そんなときは、自分にとっての軸を1本設定して、必要なことを「ただやる」以外にできることはない。



そのためにひとつ、例外的に役立つ手法/ツールがある。もちろんそれはマンダラートだ。

いわゆるタスク管理ツールやTo-Doリストとマンダラートが違うところは、マンダラートのフォーマットである「マンダラ」には「中心」があるということ。

「今日1日やること」というマンダラをつくるとする。中心には、その日がどんな日であってほしいかが入る(入らなくてもいいけど、この場合入れる)。今日は何のためにあるのか? 今日はどんな一日であってほしいか?

中心にはあくまでも「自分」を持ってくるのが約束。周囲からの要求ではなく、自分の願望、自分にとっての必要なことが入る。

今の自分にとっては、疑いなくそれは生活リズムと食生活を立て直して、Tの体調を回復させることだ。だから「夫婦の生活と体調の立て直し」と入れる。体調を崩してるのは妻だけど、自分の体調だっていいとは言えないので、自分も含めて。

次に周辺セルに「やること」を入れる。

マンダラでは周辺セルと中心セルはイコールの関係になる。つまり周辺セルに書き込むこと(≒タスク)は中心セルと矛盾しない必要がある。だから書き込める内容は、自動的に中心と一致する、あるいは中心を成立させるための行動になる。

さらに、以前も書いたように、マンダラに書けることは基本的に8つまでだ。つまり今日できることは8つしかない。

やるべきこともやりたいことも大切なことも重要なことも山ほどあるけど、「中心セルと矛盾しない行動を8つまで」という枠がはまると、今の状況の中でできないこと、後回しにするべきことは、自然にこぼれ落ちていく。

じゃあ、こぼれ落ちたものはどうするのかというと、それは仕方ないと割り切るのだ。それでもいいと確信できるのが、マンダラートのすごいところ。

今回の休み中、日々のマンダラに入っている内容は、基本的に以下の8つに関わることだけだ。

休み中の1日のマンダラ
休み中の1日のマンダラ
  • 食事:化学調味料とインスタント食品を一切使わない食事を自分の手で三食作ること。大量の野菜を使うこと。シンプルに調理すること。美味しいこと。東洋医学の先生から言われている、薬として効果のある食材を1日2回調理すること(今は梨スープと緑豆スープ)。
  • 買い物:必要な食事をつくるための新鮮な食材を毎日買うこと。
  • 病院:必要に応じて本人の代わりに病院に行って、薬を受け取り、先生に状況を話しアドバイスを受けること。
  • メンテナンス:洗濯や食器洗い、風呂掃除など、最低限のメンテナンスをすること。
  • 会話:Tとたくさん話をすること。
  • 最低限の仕事:仕事上かかってくる電話は可能な限り受けること。ただし、自分でないとわからないことなど、最低限必要なことのみ対応すること。
  • 運動:自分の体調を維持するために、軽くてもいいので毎日運動すること。
  • バランス:自分の精神のバランスを維持するために移動時間や早朝の時間で翻訳やブログの更新をすること。自分にもTにもストレスをためないために、無理にがまんをしないこと(たまには甘いものやスナック菓子だって食べる)。これは、挫折しない秘訣。

個別の1日のマンダラは、基本的にこのバリエーションになる。それ以上のことは今はできないし、やろうとすれば中途半端になることを、マンダラの「8つ」という制限が教えてくれる。

これ以上しないと簡単にいうけど、そもそもここに書かれていることをみっちり真剣にやると、見事に朝8時から夜11時までの時間が埋まる。2時間くらいの自由時間を残して。



職場ではたくさんの人に迷惑をかけているけど、自分のしてることが間違ってはいないことを確信できるのは、マンダラの中心と行動が一致しているから。

考えてみれば、昔会社を辞めてTの治療に専念することを決断したときも、逆に今の会社の社員になることを決めたときも、マンダラートがきっかけの1つになっている。

その意味で、自分で思う以上にマンダラートとその哲学に大きな影響を受けているのかもしれない。



来週から徐々に仕事復帰する予定だけど(おかげさまで!)、これから先の働き方も含めてどうするべきかは、しばらく考え続けることになると思う。

もちろん、マンダラートで。



手法としてのマンダラート及びiPhone/iPad用アプリ「iMandalArt」については、mandal-art.comを参照してください。

レオ・バボータ「生活するほど必要なものは少なくなる」 [レオ・バボータ関連]

レオ・バボータ「生活するほど必要なものは少なくなる」を公開しました。「live more, need less」mnmlistより)の日本語訳です。
生活することにフォーカスすればするほど、必要なものは少なくなるように思える。

生活にフォーカスするとはどういうことだろう。それは、関心を向ける対象を、所有物や地位や目標や美しいもの……そうしたものから、現実の人生へとシフトするということだ。ここでいう人生には、以下のようなものが含まれる。長い散歩をすること、何かを創り出すこと、友人と会話をすること、妻と寄り添うこと、子どもと遊ぶこと、シンプルな食事をすること、外に出て活動すること。

それが生活だ。ショッピングでもない、テレビをみることでもない、生存ではなく快楽をために脂っこいもの・甘いものを大量に食べることでもない、インターネットで活動することでもない、オンラインでショッピングすることでもない、有名になろうとすることでもない。それは生活ではない。大量消費と心のない生き方に私たちを導こうとする、消費主義者のための娯楽だ。
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デイブ・ワイナー「学校で習ったアウトラインは間違いだった」 [アウトライナー]

デイブ・ワイナー「学校で習ったアウトラインは間違いだった」を公開しました。「They taught outlining wrong」の日本語訳です。

内容は、ぼくも「Happy Outlining!」で何度も書いてきたし、それ以前にアウトライナー使いなら誰もが知っていること。でも、アウトライナーの神様・ワイナー自らの文章でそれを読むとまた格別です。

この中でワイナー自身のアウトライナーの使い方の一部がスクリーンショット付きで紹介されてるけど、「文章」を書くときの使い方と、情報をストックするデータベース的な使い方が対比されていて、面白い。
学校でアウトラインの作り方を教わったとき、まずアウトラインを先に作り、それからアウトラインを元に文章を書けと言われたものだ。それは実現不可能な理想だ。書き始める前に頭の中で小論文の完成型を作り上げることなど不可能だからだ。それは物ごとの仕組みに反している。

私たちは逆にまず文章を書き、それからアウトラインを作った。

それで正しかったのだ。うまくいく方法はそれしかなかったから。とはいえ、それは私たちの書いた文章についてのスライドショー形式のプレゼンテーション以上のものではなかったのだが。ただし、もしあなたが構造化エディタ、つまりアウトライナーを使っているなら、話は別だ。それによって、初稿を一気に書いた後で、文章そのものと全体構造を両方リヴァイズ(改訂)できるからだ。
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お休み日記121020 [お休み日記(期間限定)]

朝食:りんご、梨のスープ。
洗濯、掃除など。
午前中、髪を切りに都内へ。電車の中でワイナー訳と自前のブログエントリをちょっとずつ書く。そういえばツイッターというものの存在を忘れてた(APIの改訂以来ブログのサイドバーにツイートが表示できなくなってるんだけど、そのうちに存在自体を忘れていた。目から去るものは心から去る、ですね)。
家に戻って昼食:豚肉と長ねぎの炒め物、わかめと長ねぎの味噌汁。久々に味噌汁をつくった。味噌汁を入れると二皿になっちゃうけど、もう無理に一皿にしなくても大丈夫かも。
今日は仕事も少し落ち着いてるみたいで、電話もそんなにはかかってこない。
夕方、ドトールで翻訳作業を少し。こういう生活をしながら、どの程度シゴトを進めることができるかという実験のつもりも少しある。
夕食:油揚(長ねぎとかつお節とごま付き)、キャベツとツナのオリーブオイル和え。また二皿になった。今までTが食べやすいように、ごはんもおかずと一緒にお皿に盛ってたんだけど、明日から通常のお茶碗使用に戻すか。
夜、緑豆スープ2日目。

お休み日記121019 [お休み日記(期間限定)]

今日で会社を休んで1週間目。休暇の手続きを何もしないまま休んじゃってるので、理論上無断欠勤になっている、のかもしれない(上司にはもちろん断って
るけど)。いいんだ、不登校慣れてるし。
朝食:りんご、梨のスープ。
洗濯、掃除など。
昼食:鶏ささみと絹さやのごま和え、昨日の残りのじゃがいもとキャベツのカレー味炒め。
午後、着るシャツがなくなって苦手なアイロンがけ。二大・苦手な家事がアイロンがけと洗濯物たたみなんだよね。しかもうちはアイロン台がないから、布団
の上でかける。
午後、ようやく緑豆を入手(横浜そごう地下の「富澤商店」にて。とみざわさん、エライ)
横浜にいる間にも、断続的に仕事の確認の電話など。内容確認と、ちょっとした作業のために帰り道のドトールに入る。ついでにワイナー訳を少し進める。
買い物などして帰宅。
夕食:白菜と豚肉のおじや。莫大な量の白菜を食べる。
はじめて緑豆のスープをつくる。緑豆の煮汁に黒砂糖を入れるだけだけど、毒素の排出を助ける強力な効能がある。既に梨スープの効果を目の当たりにしたので、効果は信頼している。

お休み日記121018 [お休み日記(期間限定)]

朝食:バナナ、梨スープ。
Tの調子は回復傾向。顔の腫れもほとんどひいたように見える。熱も下がってるし、目つきもはっきりしている。
トラブル対応中の仕事仲間から断続的に電話。みんなスクランブル状態だから、電話の行き違いやら話の行き違いやらで混乱。しょうがないよね。
まだきちんと引き継ぎできてない部分があり、電話で伝えるのは難しいと思ったので、午後から急遽出向くことにする。これで三日連続。といってもちょっと
の間しかいられないのだけど。
昼食:じゃがいもとキャベツとベーコンのカレー味炒め、トースト。何度も電話がかかってくる中で作るので、集中力を欠いて味がピンぼけになる。
午後、六本木の現場へ。精神的なバランスを取るために、行き帰りの電車の中でワイナーとレオの翻訳を交互にやる。
仕事終わり、オーケーで買い物して帰宅。
夕食:中華風豆腐丼(この間の洋風豆腐丼の油をオリーブオイルではなくごま油にするだけ)。豆腐丼は野菜を採りにくいのが欠点だけど、絹さやが比較的マ
ッチするので入れる。
梨スープ。
体重を測ってみたら、一週間で3キロくらい減っている。けっこうしっかり食べてるんだけど、この食事内容と生活サイクルだと太りようがない。そして、T
だけでなく、自分も明らかに体調が回復している。というか、体調が良くなってみて初めて自分も体調が悪かったことに気づくという。
そして今日も緑豆を探しに行けなかった。

お休み日記121017 [お休み日記(期間限定)]

朝食:バナナ、梨スープ。 昼食:キャベツと油揚げの炒めうどん。一皿ごはんのネタが尽きてきた気がする。 夕食:ベーコンとピーマンのトマトソースのパスタ。 20時、引き継ぎができてなくて自分しかできない作業のため職場へ。たちまち作業を終えて、21:30に会社を出る。 つい先週までの感覚だとまた「定時前」みたいな時間だけど、すごく夜遅いような気がする。そして、その感覚の方が正常なのだ。 そして今日も緑豆を探しに行けなかった。

お休み日記。 [お休み日記(期間限定)]

思うところあって、10月11日までさかのぼって「日記」を公開することにする。
「Diary」というカテゴリーは作っていても、あんまり「日記」っぽいことは書いたことなかったけど、これは完全な「日記」です。
なんとなく、この生活は記録することに意味があるような気がして。
ただし、期間限定にすると思う。

お休み日記121016 [お休み日記(期間限定)]

明け方まで飛び交うメールから、仕事の悲惨な状況が嫌でも伝わってくる。ついつい内容も見てしまって胃がきりきり。
朝食:りんご、梨スープ。
今日のTは多少調子が良さそうな感じ。梨スープ効果?
昼食:鶏のささみとオクラとじゃがいものトマトスープとトースト。
トースト焼いてる途中で仕事の電話がかかってくる。まあ、そういうもんだよね。
午後、久しぶりに会社へ。自分しかやり方を知らない作業のため。「プライベートで来てるだけ」と主張する。みんな明け方まで仕事してたせいか目が腫れてる。作業が終わったらすぐ帰るつもりが、ずるずる長引く。でも、Z子やKさんと話せたのはよかった。とにかく会社にいる数時間だけでも力になれれば。
夕食:鶏ささみとピーマンの炒め物、お昼のトマトスープの残り。
19時半に会社を出て、買い物して20時半すぎに家につき、21時半前にはごはんができるという離れ業(当社比)をやってのけるが、食べる直前の自分の皿を床に落とすという悲劇が起こる。
結局自分だけコンビニでかつ丼を買ってきて食べたんだけど、そこで再確認したのは、自分の作るごはんがいかに美味しいかということ。くく。
夜、また梨スープ。

お休み日記121015 [お休み日記(期間限定)]

朝食:バナナとりんご。
選択。仕事の電話が立て続けにかかってくる。
昼食:昨日のじゃがいもとツナのサラダをはさんだサンドイッチ。
夕方、病院。先生から緑豆のスープ、または梨のスープを飲むように指示される。両方ともデトックス効果があるとのこと。帰り、あちこちで緑豆を探すけど見つからず。というか、ほとんどの店で「緑豆はるさめ」のある場所に連れていかれる。オーケーで梨を買って帰る。
夕食:豚肉とシメジ茸と玉ねぎと牛乳を使ったなんちゃってビーフストロガノフっぽいもの。
梨に氷砂糖を煮込んで、解毒効果があるという梨スープをつくる。これ、単純に飲み物として美味しい。