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夏の知的生産&ブログ祭り [Diary]

前回書いた通り、昨日(2016年8月28日)はLifehacking.jp:夏の知的生産&ブログ祭りというイベントに登壇者として参加させていただきました。

会社員としてのそれは別にして、こういう場でプレゼンするというのは初めての経験です。なかなかに緊張しましたが(ひとみしらー)、なんとか無事に終了してよかったよかった。

でも、感想ツイートもたくさんいただき、それを読んでると話を聞いていただいてるのが手に取るように伝わってきます。これはとてもうれしいものです。

それだけに、もっとプレゼンうまくなりたいねーとめずらしく思いました。でもまあ、よかった。



内容的には、多くの場合誤解されているアウトライナーの特性、その特性を活かした技法の例(シェイク)とアウトライナーに馴染みのない方を意識した話が3分の2を占めてたんですが、最後の3分の1でアウトライナー的に見た「断片」の動きという話をしました。

この話は今までちゃんと書いたことがなく、「なんのこっちゃ」な反応を半ば覚悟していたんですが、感想ツイートでもけっこう反応をいただいていてほっとしています。

これは、以前ここに思いつきで書いたまま放置していた「フローラップ」についてきちんと説明することを目指したものです。

まだ説明としては不完全だと思うので、もう少し詰めた上でどこかできちんと書いてみたいですね。



で、ぼくが最初、続いて倉下さん、最後に堀さんがお話しされたんですが、おふたりのプレゼンがまたすごかった。

なんといっても、両者とも「断片」というキーワードについて語ってるのです。

倉下さんのそれは予想してたんですが(チラ見せスライドにも「断片」というキーワードがありましたからね)、堀さんまでとは思いませんでした。

なんと、ぼくと倉下さんが「断片」について話したのを聞きながら、直前に内容を追加されたということです(なんでそんなことができるんだ……)。

当然ながら、知的生産における「断片」の考え方の共通点と違いが浮き彫りになりました。

そして、その違いが期せずして「断片」に当てる英単語に現れているのも面白い。ぼくはpieceだったのですが、倉下さんはfragment、堀さんはparticle。

それぞれの説明を壇上で聞きながらゾクゾクしてました。



イベント後半の「ブログ」についてのトークもとても刺激的でした。

堀さんが司会進行をされたんですが、まあ、他の2人が噛み合わないというか、クセがあるというか、司会として困ったのではないかと想像しつつ、でもこの噛み合わなさが面白かったのではないかと個人的には思っています。

(そしてここでもそれを受け止めてくれる堀さんの懐の深さを感じました)



いろいろ書きたいことがありますが、今日のところはこのくらいにしておきます。

とにかく、このような機会を設けてくださった堀さんと倉下さんに感謝。

以下は、当日のTak.担当分スライドです。


当日の感想ツイートをまとめていただいたものです。
「夏の知的生産とブログ祭り」まとめ(堀さん)
夏の知的生産&ブログ祭り #シン・ライフハック祭り ツイートまとめ(ぱうぜさん)

倉下さんによる記事とスライドです。
「夏の知的生産とブログ祭り」で使用したスライドをご紹介

堀さんによる記事とスライドです。
知的生産とそのアウトプット先としてのブログの個性の作り方について #シン・ライフハック祭り

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『夏の知的生産 & ブログ祭り』のスライドをチラ見せ(Tak.バージョン) [アウトライナー]

Lifefacking.jpの堀正岳さん、R-styleの倉下忠憲さんとともに登壇する、以下のイベントの開催が一週間後に迫っております。

Lifehacking.jp:夏の知的生産&ブログ祭り2016年8月28日–こくちーずプロ(告知’sプロ)



冒頭で、各登壇者が15分ずつスライドを使ったプレゼンテーションをします。今のところの予定では、ぼくが筆頭です(たぶん)。

当然、アウトライナーの話をするのですが、当日はアウトライナーについてよく知っている方もそうでない方もいるでしょう。

なので「そもそもアウトライナーとは?」という基本的な話から入って、自由なアウトライン・プロセッシングについて、ちらっとかいま見ていただくくらいまでの話をしたいと思います。

(えっ、15分で??)

もちろん、その後の堀さん、倉下さんとのクロストークでは、さらにディープな話になるかもしれません。



倉下さんがこちらの記事でスライドのチラ見せをされてるので、ぼくも作成中のスライドを何枚か(作成中なので変わるかもしれませんが)。

チラ見せb.001.jpeg

チラ見せ.002.jpeg
左上の方にいる人のことは、気にしないでください。

チラ見せ.004.jpeg

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自由なアウトライン・プロセッシングについてちらっとかいま見るくらいと言いつつ、最後のスライドでは『アウトライナー実践入門』で触れなかった話にもちょっと踏み込みそうな気配です。

倉下さんのスライドでも、「断片」というキーワードが提示されていました。「断片」の捉え方がどう違うか、楽しみです。

ちなみに、今ちょっと試したところ、ものすごく早口で18分かかったので、まだちょっとアレです。はい。



今のところ、10人ちょっとほど席が残っておりますので、知的生産、ブログ、書くこと、考えること、そのためのツールやテクニックに興味がある方は、ぜひぜひ。

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鮮烈な平凡と総合的な満足 [Diary]

先週の土曜日は休むことにしたので(自主)、Tomo.さんの発案で電車で30分ほどの距離にある、降りたことのない駅前の、行ったことのない商店街に出かけた。

特に用事はない。

シャッターが閉ざされたかつての個人商店と、その跡地に入ったチェーン店が目にはつくけど、いちおうはまだ生きているアーケード商店街。

その中ほどにある、昭和50年代にはありふれていたはずの、でも今となっては貴重なたたずまいの喫茶店に入り、ナポリタンを食べてアイスコーヒーを飲んだ。

薄暗い店内。くすんだ(もしくは煙草のヤニの染みついた)の壁。4人がけの木製テーブルと同じく木製の(妙に豪華なたたずまいの)椅子。20年くらいそこに置かれていそうな観葉植物。

Macよりも原稿用紙が似合いそうでいて、カジュアル。商店街を見下ろせる窓際の席に、若き日の新井素子さんが座っていそうなと言えば伝わるような伝わらないような。

壁には柱時計とキーコーヒーの不思議なポスター。こういうポスターがわざわざ店に配られる(?)のも不思議だけど、店がそれを律儀に貼るのも不思議。そして不思議であるという印象だけが残り、どんなポスターかは覚えていない。

再発見したのは、BGMがないことがこんなにも落ち着くということ。他はひとり客がばかりだから、話し声も聞こえない。

かといって静まりかえっているわけではなく、店の奥からはずっとテレビの音が聞こえている(もちろんそれは高校野球中継だ)。

ドトールの味に慣れきってしまった舌に意外なほど鮮烈な印象を残す、(おそらく)キーコーヒーの標準ブレンド。

そして、仮に味を5段階評価するなら「3」だろうけど、頭に思い描き期待したものが期待したとおりに出てきたことと、付属のサラダの惜しみない量が高く評価されるナポリタン。

一時間半ほど(それぞれ勝手に本を読みながら)過ごした後、商店街を端から端までぶらぶらと歩いた。

最初の喫茶店の筋向かいにあった個人経営の普通のパン屋さんで、期待した通りの普通の食パンを買った。

帰りがけにのぞいた駅前の中くらいの規模の書店に、『アウトライナー実践入門』が2冊置かれていた。

総合的に満足して帰った。

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自分の基準でタスクを「考える」機能、あるいは汎用の自由 [アウトライナー]

今どきのタスク管理/To-Do管理アプリの多くには、「Inbox」と呼ばれる機能がある。

アプリによって少しずつ名前が違っていたりはするけれど、要は頭の中にある「やらなければならないこと」「気になっていること(問題)」を、後で検討し、処理するためにいったん受け止めておく場所。

もちろんこれは、デビッド・アレンのGTD(Getting Things Done)に由来する。

専用のタスク管理アプリを使わない人、たとえばアウトライナーやEvernoteなどの汎用ツールでタスクを管理している人の多くも「Inbox」的なものを設けていることからも、その影響の大きさはうかがえる。

本来のGTDでは、Inboxに入ってきた「気になること」について、ひとつひとつ「これは何か?」と自分に問いかけるプロセスがある。その結果が、次のアクションやプロジェクトなどのリストに振り分けられるわけだけど、それはここでは置いておく。



ここで、ちょっとだけ考えてみる。

汎用のツールを使っているなら、できあいのシステムに合わせる必要はない。全体の構造から細かい枝葉の部分まで、好きなようにカスタマイズし、チューニングし、場合によってはオリジナルのシステムを組み立てることができる。

たとえば、アウトライナーでタスクを扱っているとする。その中に「Inbox」を設けているとする。

この「Inbox」を、「欲しいもの」というタイトルに変えてみる。

もちろん、もともとがInboxなので、今日入ってきた「今週中にやっておかなければならない面倒な上に意味のない事務手続き」とか「会いたくもない人に会わなきゃならない用事」とかがその下に入っている。

つまり、「欲しいもの」の下位に「面倒な上に意味のない事務手続き」や「会いたくもない人に会う用事」が入ることになる。あるいは「面倒な上に意味のない事務手続き」や「会いたくもない人に会う用事」の上位階層が、強制的に「欲しいもの」になってしまうということでもある。

一見したところ、アウトラインとして成立していないように見える。



でもそれは、「アウトライン」というものの捉え方次第だ。

ここでは、「どのように考えたら、この(一見矛盾した)アウトラインが成立するだろう」と考えてみる。

この場合なら、「面倒な上に意味のない事務手続き」を、「面倒な事務手続きを完了した後のすっきりした気分」に変えてしまう。あるいは「会いたくもない人との面談を終えて、心置きなく飲むビール」に変えてしまう。

これで、両方とも「欲しいもの」だ。アウトラインとして矛盾しなくなった。

子供だましだと思うだろうか。

でも、アウトラインの使い道は、論理的に矛盾しない「階層構造」を作ることだけではない。

上位階層と下位階層の矛盾の解消を試みることで、思考を発動する。これは「考える」ためのアウトラインの使い方のひとつだ。

そして、そのことによって生まれたほんの少しの言葉の違いが、実際の行動に影響を与えることがある。

言葉には、そういう力がある。



これは単なる例だ。でも、その意味は決して単純ではない。

ちょっと言葉を変えるだけで、受動的に「入れる」だけだったInboxに新たな機能が加わる。内容を、自分にとって(好ましい)意味のある物ごとに変換する機能、つまり「自分の基準で考える」機能だ。

自分の基準でタスクを「考える」こと。本来それは、タスクを扱うツールに備わっているべきものだと思う。

ただし、考える基準はみんな違うから、できあいのツールにそれを組み込むことは難しい。「Inbox」は「Inbox」なのだ。

でも、汎用ツールなら、自由に変えることができる。汎用とは、自由ということなのだ。

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