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測ろうとすれば価値は伸び縮みする [Thoughts]

さんざん元の文章をひねくって、
だんだん元とは違うものになってきて、
でも気に入らなくて、
さらにさんざんひねくって、
気がつくと元の文章にとても近いものに戻っている。

ひと月かかって付け加えたところは、
ほとんど無駄だったということになる。

でも、ひとつだけ、
元の文章にはなかったフレーズが残っている。
さんざんひねくったひと月の時間と労力がなければ
存在しなかったフレーズ。



「うん、時間と労力というのはそういうふうに使うものだよ」(通りすがりの男A)



「そのフレーズは、費やされた時間と労力に見合った価値のあるものなんだな?」(通りすがりの男B)



測ろうとすれば価値は伸び縮みする。

でもたぶん、そのフレーズを残して先に進むことにした、そのこと自体に答えはある。

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アウトライン・プロセッシングが教えてくれること [アウトライナー]

アウトライン・プロセッシングは、単なる「文章作法」ではない。

アウトライン・プロセッシングの技法は、文章を書くためにとても有効なだけでなく、人生のいろんな場面で「考える」ことにほとんどそのまま使えるからだ。

そして、文章を書くためのアウトライン・プロセッシングの技法が教えてくれることは、本当にたくさんある。



たとえば、あらかじめ作ったアウトラインに沿って文章を書こうとしても、たいていうまくいかない。何をどう書くべきかは書いてみてはじめてわかるからだ。だから、アウトラインは書きながら変えていかなければならない。

書きながら変えていくことで、アウトラインは初めて有効な道具になる。そしてそれをサポートする道具がアウトライナーだ。

同じように、あらかじめ作ったアウトラインに沿って生きようとしてもたいていうまくいかない。どう生きるべきかは、生きてみてはじめてわかるからだ。だから、アウトラインは生きながら変えていかなければならない。



「あらかじめ作ったアウトラインに沿って生きようとする」なんていうと「?」と思うかもしれない。それは一般的には別の言葉で呼ばれている。

たとえば「計画」や「プラン」。
あるいは「ミッション」や「価値観」。
あるいは「夢」や「目標」。
あるいは「教えられてきたこと」や「学んできたこと」。

もちろん、そういうものには意味がある。

ただそれは、日々の現実、予期しない出来事、この瞬間の気持ち、そして何よりも日々生きる中での自分の変化「シェイク」することで、はじめて意味を持つ。

日々の現実を生きながら思いついたことや考えたことをフィードバックし、アウトラインを常に組み替えること。組み替えた新しいアウトラインに沿って生きること。そしてまた思いついたことをフィードバックし、アウトラインを組み替えること。アウトラインと現実を常にリンクしておくこと



古くなったアウトラインにしばられて身動きが取れなくなっている人を見かけると、とても悲しくなる。いや、そんなこと言ってる自分だって、ふと気づけばそうなっていることがある。

アウトラインは常に「仮」のものであること。それが、アウトライン・プロセッシングが教えてくれるいちばん大切なことだ。

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