So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

そして明太子は買えなかった [Diary]

出張先で仕事を終えた後、3年ぶりにいっしょに仕事をすることになったクライアントとお酒を飲んでいるとき、はじめてクライアントから感謝の言葉をかけられるという経験をした。

「この仕事はどれだけがんばっても感謝されることもない」と言って優秀な人が辞めていくのを見てきたし、ぼく自身も今の職場で仕事をするようになって8年近くになるけどたぶん初めて。それくらい希有なこと。

とは言っても、ぼくが何か特別に素晴らしい仕事をしたとかではないのだけど。

そのクライアントの担当者Y女史とのミーティングは、いつも予定を大幅にオーバーするので(そのマシンガントークぶりに切り上げるタイミングがつかめない)、こちらとしてはあんまりありがたくないことが多い。

でも、それは単なるマシンガントークではなくて、メーカー勤務だけど実はものすごく優秀なマーケターであるYさんが話しながら次から次へといろんなことを思いつくから。

思いつきすぎていつも収拾がつかなくなるんだけど、その中にはいくつか秀逸なアイデアがあり、最終的にはそのアイデアのひとつが新しい商品の開発につながったということだった。

その商品が日の目を見るまでの間にクライアント社内でいろいろと抵抗があり、味方がひとりもいないような状態になったとき、何度もまるまる一日潰して

「それってこういうことじゃない?」
「何ですか何それ!」
「それいい!」

とか言いながら延々話し続けた3年前のミーティングの記憶がなかったら、たぶんがんばれなかった。みなさんのおかげだったと思ってます。感謝してます。ほんとに。ていうか、あれ大変だったけど楽しかったですよね。

と、マシンガントークで話されたとき、けっこうぐっと来た。



問題は、そういう仕事の進め方って要するにこちらから見れば「仕切りが悪い」わけだし(時間もコントロールできない)、感謝されたからってそれが利益に直接結びつくわけでもないんだけど。

それでもぐっと来たのは、正直に言ってぼくにとってもやっぱりその打ち合わせは楽しい記憶だったから。そして、今回また仕事をすることになったのも、たぶんその「楽しさ」と完全に無関係ではないから。

で、仕事ってなんだろうと思いつつ、出張先の夜は更けていった。

そして明太子は買えなかった。
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0